Lectures

担当科目

経済学

2019年に旭川大学経済学部1年生向けに担当した必修科目。経済とは何か?という問いかけから始め、日常生活の中での感覚を大事にしながら、普段あたりまえにしていることの中に経済がいかに深くかかわっているかということを学生が意識できるようになることを理想として構成している。
2年次以降に学ぶ経済学の専門科目への橋渡しとして、経済全般に対して興味関心を持ってもらうことにも配慮している。

ミクロ経済学

2013年~2018年まで旭川大学経済学部で受け持っていた2年生向け選択必修科目。経済学の中でも基礎となるミクロ経済学について、ディスカッションとプレゼンテーションを取り入れながら少しアクティブラーニング的に授業を構成してみた。主に消費者行動の理論と企業の理論について、「消費者や企業は直面する状況でどのように行動するのが経済学的に合理的か?」という問いに、講義でヒントを与え、ディスカッションを通じて答えを学生自らが出す、という立て付けに。
かなり野心的な取り組みで、講義をするこちらも試行錯誤を繰り返していたが、狙った効果があったかどうかは明確にならなかった。効果測定の方法について学ぶ必要を痛感したが、学生からの評判は悪くなかった。

金融論

2013年の旭川大学赴任当初から受け持っている3年生以上の選択科目。受講学生数がいつも少ないのは、2年生でのミクロ経済学の影響であろう。お金を融通する、と書いて金融。すなわち、おもにお金の貸し借りや企業の資金調達、銀行などにかんすることを学ぶ授業。ただし、受講学生が例年少ないので、あまりきっちりと体系立てて講義を進めるというよりも、ゼミナール形式のような形でとの時話題になっている金融に関するニュースなどから題材を取って話をするということも多々ある。最近は仮想通貨やフィンテック、ブロックチェーンなど従来の金融とは全く違うやり方の手法がどんどん出てきているので、そういった最新情報なども随時取り入れている。むしろそういう話題の方が学生の食いつきはいい。

財政論

金融論と同じく、2013年の旭川大学赴任当初から2019年度まで受け持っていた3年生以上の選択科目。こちらも金融論同様に受講学生数は非常に少ない。この授業では主に財務省が発行している白書等の資料を読みながら、日本の財政問題について考えていく。この授業も受講生があまり多くないので、ゼミナールのような雰囲気になっている。財務省の資料だけではやはり理論的な背景が弱くなってしまい、授業ではそこらへんも補いつつ進めるが、理論的な話になると急速に学生の関心が引いていくのでとても難しいといつも思っている。

理論経済特論(大学院)

旭川大学大学院で受け持っている授業。デヴィッド・ローマー『上級マクロ経済学』を教科書として使い、結構ゴリゴリ数学を使う。

ビジネスと情報

2020年度より石巻専修大学経営学部で担当している授業。情報技術の発展の歴史とそれに絡んだビジネスの応用について、具体例を紹介しながら解説していく。ブロックチェーンの仕組みやそれを基盤技術とした仮想通貨(ビットコイン・イーサリアム)やNFT・DeFiなど近年成長が著しいサービスの解説なども行う。単なる紹介ではなく、Web3.0の世界観が伝わるような内容にすることを心がけている。また、簡単な画像認識をする機械学習を組み込んだAIをExcelで受講生が実装する内容も取り扱う。自分でAIを作ってみると、それがどういう仕組みで動いているのかリアルなイメージができるだろう。

情報活用法II

石巻専修大で2020年度からの担当科目。Officeソフトの使い方について指導する科目のようだが、個人的には情報リテラシーとか暗号技術なんかにも興味を持ってもらいたいので、そういう話も入れ込んでいる。

基礎数学

石巻専修大で2021年度からの担当科目。微分積分と線形代数の基礎を教えることが大きな目標だが、それに至るまでの数学の知識が不足している学生が多いので、数の概念・方程式・関数とグラフなど主に高校までの数学の内容をざっと振り返ることから始まる。微分計算の意味や実用性を説明したり、行列と線形代数の入り口まで学生を連れていくことを到達目標として授業を展開している。

非営利組織論

非営利組織の経済における役割について解説する授業。2020年度から石巻専修大学で担当している。たんに非営利組織の話に終始してしまってもなかなかその重要性を体感するのは難しいので、基本的な市場経済のメカニズム、市場経済の欠陥、政府の役割、新自由主義思想など現代社会を特徴づける資本主義経済の大まかな流れを説明した上で、そこに非営利組織を位置付けて、非営利組織の役割を社会経済の大きな枠の中でできるだけ具体的にイメージできるように工夫して教えている。